2018年02月12日

葛飾北斎の『北斎漫画の力士図』との関連性が指摘されている

本作の数ヶ月前にエミール・ベルナールが制作した『草地のブルターニュの女たち』を見て、その実験的で革新的な表現手法≪クロワゾニスム(対象の質感、立体感、固有色などを否定し、輪郭線で囲んだ平坦な色面によって対象を構成する方法)≫に強く影響を受け、多大に刺激されたゴーギャンは、ブルターニュ地方のパルドン祭に画題を得て本作を制作した。

クロワゾニスムという表現手法を用いることによって「自然を模倣(写実的表現を)せず、己の内に感じるまま、ある種の抽象性を以って描く」という画家の絵画表現の本質が具現化された本作の、幻影として投影された天使とヤコブの戦いの姿態は、ロマン主義の大画家ウジェーヌ・ドラクロワの『ヤコブと天使の戦い(部分)』や、葛飾北斎の『北斎漫画の力士図』との関連性が指摘されている。





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