2017年09月02日

ヴェネツィアのサン・マルコ広場

印象派随一の画家ピエール=オーギュスト・ルノワール探求時代の代表的な風景画作品のひとつ『ヴェネツィアのサン・マルコ広場』。
ヴェネツィアのサン・マルコ広場
本作は1881年の10月にルノワールがルネサンス三大巨匠のひとりラファエロ・サンツィオの作品を見る為にイタリアへ旅行した際、最初の滞在地となったヴェネツィアで制作された風景画である。本作に描かれる風景は、英雄ナポレオンが世界で最も美しい広場であると称えたとの逸話も残されている同地の中心的(象徴的)存在(かつ最も有名な観光場所)のひとつ≪サン・マルコ広場≫から見たビザンティン様式による大聖堂建築の傑作≪サン・マルコ寺院≫の正面の姿であるが、最も注目すべき点は豊潤かつ多様な色彩の描写にある。

画面中央から上部へ配されるサン・マルコ寺院は赤色、黄色、青色を基調としながらそれらの色彩が複雑に混合し合うことで多様な表情を見せている。


Posted by 集中 at 10:58│Comments(0)
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