2018年01月12日

水浴の男たち


後期印象派の大画家であり近代絵画の始祖的存在でもあるポール・セザンヌが手がけた男性水浴図の代表作『水浴の男たち』。

本作はセザンヌ自身が若き頃(幼少期)に親しんでおり、画家にとって身近かつ魅力に溢れた画題であった≪水浴≫を描いた数多くの作品の中の1点である。セザンヌは1870年代にも代表的な男性水浴図作品『水浴者たちの休息』を手がけているが、本作には本画題におけるひとつの到達点が示されている。

画面中央には白布を持ちながら直立する裸体の男性が配されており、その左側には大地に腰を下ろす男が描き込まれている。この白布を持つ裸体の男性像はルーヴル美術館の古代彫刻に着想を得ていることが明らかとなっており(デッサンや油彩スケッチが残されている)、本作にある種のモニュメンタル(記念碑)的な感覚を植え付けさせている。


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